はぁ【父ちゃん入院中】

いよいよ、です。
今日、ドクターからお話があったそうです。

「今後、お口からの飲食は、ちょっと難しいですね。方法を考えましょう。」
「ちょっとは食べられますね?」
「ん～～～、難しいですねぇ。」


がぁぁん！！
まだ、胃ろうが決まったわけではないのですが、
口からの飲食は諦めなければいけないようです・・・・・。

午後から私も病室に行き、そんな話を母ちゃんから聞きながら、
スポンジブラシで口腔ケアをしていると、ピンクのスポンジブラシを、
「棒付キャンディー」かなんかと間違えているのか、あ～～～んします。
何も口に入ってないのに、モグモグします。

食べたいんだよねぇ？
食べられるんじゃないの？

帰り母ちゃんと、とぼとぼ歩きながら
「最後に、父ちゃんに何でも食べさせて良いよって言われたら何にする？」

「カレーかなぁ」
「お鮨かなぁ」
「鰻かなぁ」
「カルピス好きだよねぇ。」
「カレー粉、舐めさせちゃうか？」






「ねぇ、胃ろうって延命治療かしら？」

「・・・・・」






私は答えられませんでした。






めちゃくちゃな母娘です。
私達母娘は「ガンコ」で「負けず嫌い」で「弱味を見せるのが苦手」で「楽観主義者」です。
似たもの母娘だなぁって、最近思います。

なので、私は母ちゃんの前で泣きません。
なので、母ちゃんは私の前で泣きません。


母ちゃんも一人になったら、泣いてるのかな?


私には、まだ、わかりません。
何が良いのか、何が父ちゃんの為なのか。
何が、母ちゃんの為なのか。
私は、どうしたいのか。


どうしよう・・・・。